◎缶の絵柄が楽しい！

2024年の新商品。ジュールス・デストルーパーのブーランジェリ缶のご紹介です。

缶の中身というとバタークリスプという薄焼きのクッキー。ベルギー王室御用達でブランドを代表する焼き菓子です。容量は233g。枚数で言えば20枚ほど。

ジュールス・デストルーパーといえば今は有名なメーカーとなっているのですが、缶に描かれているのは創業時に営んでいたブーランジェリーをモチーフにした楽しい絵柄なのです。ネイビーを基調とした缶の色はとても鮮やかでキレイ。大きからず小さからず、まさにミドルサイズの缶。

その缶の絵柄はお店前のテラス席の光景を描いているのですが、ただの店前の画ではなくストーリー性のあるイラストなのです。缶を眺めているといろんなストーリーが浮かんできそうで、それを楽しむのも一興です。

テラス席には親子らしき3人がいて、お父さんはお母さんにパンとコーヒーを運んでいる様子。お母さんはお父さんに顔を向けて何か話しつつ小さな子供の手をつかんでいます。子供は前にいる車が気になるようで駆け寄ろうとしています。車の窓から身を乗り出し子供にほほえむワンちゃんが気になるのかな。お父さんと会話しながらも子供が駆け出すのを許さないお母さん…いかにも日常でありそうな感じを描いています。

さらにジュールス・デストルーパーにちなんだ手の込んだ細かい描写もあって、それも見つけるのもまた楽しいものです。缶のイラストの雰囲気、空気感なんかは日本とはちょっと違う印象で、さすがに欧州って感じがします。

◎これぞ王室御用達の味

こちらのバタークリスプは薄く焼き上げられ、サクサクとした食感が特徴です。雰囲気的にお煎餅みたい、かな。中央には「JD」と社名のイニシャルが刻印されてどこか誇らしげです。つまりは王室に認められたブランドであり看板商品、ブランドの顔ということなのでしょうね。

缶を開けるとそこに銀色の袋に入ったバタークリスプが。この袋を開封した瞬間、ほわっとかぐわしいバターの香りが漂って至福の瞬間が訪れます。この瞬間はきっとどなたにもご満足いただけ幸福感を味わえる時間だと思います。素材の良質さというのがその香りから想像できそうです。

そしてまず一口いただくとカリカリ、サクサク、まさにクリスピーな食感が味わえます。さらにお口の中でも豊かなバターの風味がふんわり広がっていきます。バターの味と香りの波状攻撃にノックアウトです。

「良質なバターなど厳選した自然の素材にこだわり、人工添加物を使用しない」伝統的な製法を受け継ぐ、という宣伝文句の通り味も香りも絶品です。さすがに王室御用達。まさにリッチな味わいで、おもてなしのお菓子としてもオススメです。ぜひぜひ皆様に、デザイン缶の楽しさも一緒に味わってほしいと思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。